夏の夜にうるさく鳴いているのは虫ですか?いいえミミズです!

この間、近所の公園を散歩していたら捕虫網を持った小さな子どもとお父さんが虫を追いかけていました。いや正確には追いかけているのは子どもだけで、お父さんはスマホをみながら歩いていました。

当然子どもは虫を捕まえられません。

ふと見ると、目の前のクヌギの幹にセミがいるのを見つけました。低い位置だったのでそっと近寄って素手でセミを捕まえると、なんとミンミンゼミです。これは比較的高い位置で鳴くので、手で捕まえるのは結構難しいのです。私は子どもに近寄って、「これあげるよ」とセミを差し出しました。子どもはえっと目を見開いて、そして嬉しそうな、不安そうな顔で「これ食べられない?」というので、一瞬戸惑いましたが、「噛みついたりしないよ」といって子どもにセミを握らしてあげました。どうやらセミに触れるのが始めてみたいです。

傍で見ていたお父さんが「あの、それ手で捕まえたんですか?」と聞くので、ええと頷いてその場を離れました。後ろからお父さんの「すげえ…」という声が小さく聴こえ、もと昆虫少年のプライドがくすぐられました。

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夏の夜は光に誘われて…きますね!

昔は、夏の夜になると家に虫が集まってきて大変でした。田畑のある田舎では、いまでもそうかもしれませんが家から漏れる光を目指してツバクロヨコバイや蛾が集まりますし、時々ウスバカゲロウやガガンボが家のなかによろよろと迷い込んできて追い出すのに一苦労です。

都市部でもマンションの非常灯の光に蛾などが誘われたり、ときにはセミも夜中に飛んでくることがあり、たまたまドアを開けた時にそんなセミに遭遇するとびっくりします。

夏の夜に鳴く虫ってなに?

日本の夏は昼間はセミの鳴き声に包まれています。やがて夜になるとセミは鳴きやみ、ジジジジーという奇妙な虫の鳴き声が耳鳴りのように聴こえてきます。

あれはクビキリギリスかケラです。クビキリギリスはキリギリスの仲間ですから草むらに生息します。一方ケラというのは、いわゆる「おけら」のことでコオロギの仲間です。これは地中に巣をつくるので実際に目にした人はあまりいないかもしれません。このケラの鳴き声は地中から聞こえてくるので、古くからミミズの泣き声だと信じられていました。このケラの英語名は”Mole cricket”つまり「モグラコオロギ」だそうです。

ジジジジーと結構うるさいので、同じ虫でも秋の鈴虫などとはちょっと違う位置付けにあるようです。

傾向とのノイズみたいですものね。

虫の鳴き声はノイズ?

人間の脳は右脳と左脳とに分かれていて、左脳は言語脳といわれ言葉や計算などの知的作業行っています。これに対して右脳は音楽脳といわれ非言語音を感覚的にとらえます。ところがこの脳の機能が日本人と西欧人で異なるのだといいます。

この学説はかなり以前からでていたのですが、なぜか最近また話題になっているのでご存知の方もいるかもしれません。

例えば水の流れる音を西欧人は右脳で処理をしているのですが、日本人は左脳、つまり言語脳で処理をして、声として聴いているのだそうです。

人間は基本的に音楽や機械の音、雑音は右脳で処理し、言語に関わる音は左脳で受け止めているのですが、虫や動物の鳴き声、水の流れる音などを、西洋人は楽器や雑音と同じように右脳で聴いているのに対し、日本人は言語と同じく左脳で聴いているということです。

どうやらこの機能の違いは日本語に絡んでいるようなのですが、興味のある人は調べてみてください。

世界の皆さんは虫の音に情緒感じないの?

面白い事例があります。この説がでてきた当時、身近にいたフランス人にこのことを確認しました。

「水の流れる音を日本は、せせらぎの音(ね)という言葉で表して、雑音とは区別しているけど、フランスではどうなの?」

「フランスでは水は水だから単なるノイズだよ」

「じゃあ、虫は? 虫も日本では虫の音(ね)っていうよ」

「ムシ? ムシはムシでしょ、ノイズだね」

うーん、虫の音に情緒を感じるのは日本人の特有のものなのでしょうか?

まとめ

  1. 昔は、夏の夜になると家に虫が集まってきて大変だった。
  2. 夜になるとジジジジーという奇妙な虫の鳴き声が耳鳴りのように聴こえてくる。
  3. それはクビキリギリスかケラで。
  4. ケラの鳴き声は古来よりミミズの鳴き声であると信じられていた。
  5. 日本人と西欧人では左脳右脳の機能が違う。
  6. 日本人は虫の声や水の音を言語脳である左脳で聴くが、西欧人は音楽脳の右脳で処理しノイズと捉える。
  7. 虫の音を譲渡として捉えるのは日本人特有のものかもしれない。

近所の八幡さまの森(林?)にカブトムシやクワガタを採りに行きました。スーパーでカブトムシ用のゼリーを買って、夕方に木のウロや根元に仕掛けます。暗くなってから再度出掛けて行って捕まえます。コクワガタは結構いるのですが、カブトムシはなかなか見つけられません。残念です。

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