夏の祭りで有名なのは… いや!一押しの祭りはこれです!

私は、かつては大名屋敷があった場所に程近い、古くからの下町に生まれました。
三つの地区から構成されていて、江戸時代から伝わる山車がそれぞれにあり、祭りともなると、街の若い衆は梶方(かじかた)となって、たくましい体で山車の梶を切ります。子どもたちは、山車のなかでお囃子の演奏をします。大太鼓、小太鼓、鼓、笛のアンサンブルです。私は小太鼓担当でした。
学校の午前中の授業の最中に、遠くの方から大太鼓のドン、ドンという音が聞こえてくると、なにか鳩尾から、むくむくと込み上げてくるものがあり、お尻が浮いてきます。もう、居ても立ってもいられません。
三つの地区の子どもたちは一斉に立ちがり、駆け出します。それぞれの山車に属する地区の子どもたちは途中下校が許されていたんです。
町が祭りを中心に回っていました。そんな町が、かつてはありました。

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夏は日本中でたくさんの祭りが開催される!

夏の祭りで、有名なものといえば、京都の祇園祭、青森、弘前のねぶた祭り、東京の深川八幡祭り、福岡では山笠の疾走が有名な博多祇園祭がありますし、夏の間は日本中でたくさんの祭りが開催されます。
日本の祭りは、いまでは、それぞれの都市や地域の観光の目玉イベントとしての捉えられていますが、例えば京都の祇園祭にみるように、そもそもは疫病が流行ったことがその始まりで、怨霊や疫神を鎮めるために行ったものです。
祇園祭は明治時代までは祇園御霊会と呼んでいました。

いまでこそ、伝統文化的なフェスティバルとしての顔を持つ夏の祭りではありますが、本来の由来は、それなりにおどろおどろしいものです。

祇園祭は一カ月もつづく?

祇園祭りは、昔、見物したことがあります。
京大医学部に近いところに、それこそお化け屋敷のような古い京大生用の寮があり、当時で確か一泊100円ぐらいで泊めてもらうことができるんです。ここをベースにして、京都の市街をよく回りました。
この寮は、いまでもあるようなので若い人はトライしてみてもいいかもしれないです。

それで祇園祭ですが、この祭りは実は7月1日の「切符入(きっぷいり)」という一般非公開の祭事から始まり、7月31日の八坂神社にある疫神社の「疫神社夏越祭」で終了する、なんと一ヶ月をとした祭りなのです。コンチキチンのお囃子で有名な山鉾巡業や宵山にばかり目が行く私たちにとっては意外です。
この祇園祭とは、一般非公開のものも含め、数多くの神事やイベントが集結している長期にわたる祭りというわけです。
祇園祭は関西風というか、日本を東国、西国として分けるとしたら、まさに西国を代表するスタイルの祭りです。都市としての京都が持つ洗練を観ることができます。

祭りは爆発だ?東北人のエネルギー!

一方で東国を代表する祭りとしては、私は「ねぶた祭り」をあげたいです。青森は“ねぶた“、弘前では“ねぷた”といいます。
面白いと思うのは、“らっせーら、らっせーら”という掛け声、それと飛び跳ねる踊りのリズムです。このタテノリのリズムは、あまり日本的ではないなあと以前から感じています。少なくとも西国的ではありません。
西国、つまり近畿の王国の人々に侵攻される以前の文化性を感じるんですよね。
それはともかく、この勇壮な祭りは、東北人のエネルギーを感じるのに充分なものがあります。
東北人は普段は我慢強いが、それが、一旦爆発するとスゴイといいますが、確かにねぶた祭りを観て納得しました。

切なくなるほど美しい!


夏祭りといっても9月に入ってしまいますが、是非とも一度は観ていただきたい祭りが、「おわら風の盆」です。これも有名です。
富山県の富山市八尾地区で9月1日から3日にかけて開催する行事で、江戸時代の元禄のころに始まったといわれています。
編みがさを被った男女の踊り手が、越中おわら節の旋律に乗せて、街の道筋をゆっくりと、たゆたうように踊りながら進んできます。このときの伴奏の胡弓の音色がなんともなまめかしく、切なく、また女の踊り手の艶やかなこと、男の踊り手の凛として清爽なこと、なんともいえない心持ちになります。

まとめ

  1. 夏は有名な祭りが日本中で開催される。
  2. 夏の祭りは疫病や怨念を鎮めるものだった。
  3. 京都祇園祭の祭りの期間は7月の一カ月間。
  4. ねぶた祭りはかつての西国を支配した民族の文化かもしれない。
  5. 確かに東北人のエネルギーの爆発!を観ることができる。
  6. 富山八尾のおわら風の盆は、切なくなるほど美しい、超おススメの祭りです!

私の町の有力者かつ世話役で、なんとか組とかいう式典や祭事の装飾業の親分がいました。
親分には片足と片腕がありません。山車の上から2度落ちたんだそうです。
それでも山車を引く大綱の先頭に立って、大団扇を仰いでいました。
祭りは命がけです。

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