童謡ひな祭りの歌、誰も知らない歌詞の意味と誤用?隠された真実とは

ひな祭りが近くなると、幼稚園や保育園ではひな祭りの歌を歌うことが多いと思います。私が以前勤めていた保育園でも毎年のように歌っていましたし、私自身も小さい頃に園で歌った記憶があります。

よく耳にするこの歌「うれしいひなまつり」という曲名です。日本の童謡で2007年に日本の歌百選にも選ばれています。この曲を知らない人はいないと思いますが、何番まであるかご存知でしょうか。

この歌、実は4番まであります。最後まで覚えている人や間違えずに歌える人は少ないのではないでしょうか。私も保育士時代、毎年子どもと一緒に歌っていたのにも関わらず、歌詞が混ざってごちゃごちゃになってしまったりして、最後まで歌うことにけっこう苦労しました(笑)

でもその歌詞には実は皆さんが知らない本当の意味と誤用があるんです。そのことを知り、気になって早速調べてみた私。こんな意味があったなんて…と驚きました。皆さんにも知ってもらいたいので、調べたことをこれから順番に説明したいと思います。きっと驚かれると思いますよ。

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ひな祭りの歌

「うれしいひなまつり」の歌詞

「うれしいひなまつり」の歌詞ですが、皆さん覚えていますか?こんな歌詞になっていますので下をご覧下さい。

「うれしいひなまつり」

①灯りをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ  桃の花
五人囃子の     笛太鼓
今日は楽しい    ひな祭り

お内裏様と    お雛様
二人並んで     すまし顔
お嫁にいらした   姉様に
良く似た官女の   白い顔

③金の屏風に     うつる日を
かすかにゆする   春の風
少し白酒      めされたか
赤いお顔の     右大臣

④着物を着かえて  帯締めて
今日は私も     晴れ姿
春の弥生の     この良き日
何より嬉しい    ひな祭り

太字になっているところがこれから説明するポイントです。

でもその前に、この歌の由来から説明したいと思います。

~「うれしいひなまつり」の歌の由来~

作られた年

 

この歌が作られたのは1935年頃作詞 サトウハチロー(画像左)、作曲 河村光陽(画像右)によって誕生しました。

歌詞ができるまで

当時サトウ氏は子どもを引き取って離婚したばかり。寂しい思いをさせた子どもたちに、ひな人形セットを買い、少しの間、楽しい時間を過ごしたそうで、その様子を歌にしたと言われています。

なるほど。歌詞ができるまでそんなドラマがあったのか。サトウ氏は子ども思いの優しいお父さんだったようですね。

ではここで本題に入ります。歌詞の誤用とはいったいどんなことなのか。

それについての説明がこちらです。

歌詞の誤用

誤用①「お内裏様とお雛様」の間違い

二番目にある歌詞の「お内裏様」は男雛、「お雛様」は女雛と多くの人が認識していると思いますが、実は間違いです!それは歌の中でのことで、本来「お内裏様」とは男女一組のこと、「お雛様」とは全ての人形のことを表します。

誤用②「赤いお顔の右大臣」の間違い

「赤いお顔の右大臣」と歌詞にありますが、それも間違い!
右大臣ではなく左大臣です。
ひな人形を見ると、向かって右側の左大臣は少し赤ら顔の老人、向かって左側の右大臣は、白く凛々しい顔つきの若者となっていますよね。この二人は随身と呼ばれる護衛の者で、高位、年長の者が左側(向かって右側)に座すという決まり事に従って並んでいるもの。右側が左大臣ってややこしいですよね…。

また、この歌は子どもの童謡としても有名ですが、
実は悲しい出来事が背景にありました。

悲しい出来事…。いったい何があったのでしょうか。

歌詞の本当の意味

この世を去った姉への鎮魂を込めて作られた

歌詞の中にある「お嫁にいらした 姉様に」の姉様とはサトウ氏の実姉のことだそうです。

幼少の頃の怪我が原因で他の子どもと同じように外で遊べなかったサトウ氏にとって、姉は良き友人であり、ピアノの師でもあったとのこと。そんな姉も嫁ぎ先が決まり、嬉しく思っていた矢先、悲しい出来事が…。

なんと、嫁ぎ先が決まった直後、姉は結核によって18歳という若さで
この世を去ります…

サトウ氏は現世で嫁ぐことのできなかった姉を思い、せめて歌の中で姉を嫁がせてあげようという鎮魂の思いを込め、この歌を作ったと言われています。

作詞のサトウ氏はこの歌を嫌っていた

サトウ氏はなぜ嫌っていたのか

日本中で知らない人はいない名曲。2007年に文化庁が選定した「日本の歌百選」にも選ばれました。しかしサトウ氏は作詞の背景にある悲しい記憶と、後に気づいた歌詞の誤用から、晩年までこの歌を嫌っていたと言われています。

自分で作った曲が嫌いなんて、まずないのではないでしょうか。それほどこの歌に込められた亡くなった姉への思いや歌詞の誤用がサトウ氏に影響を与えていたのでしょうね。

まとめ

童謡ひな祭り 歌詞の本当の意味と誤用とは

  • 歌詞の背景には作詞者の悲しい出来事があった
  • 「お内裏様とお雛様」は男雛と女雛ではなく、男女一組と全ての人形のことを表す
  • 赤い顔をしているのは右大臣ではなく左大臣である

これらが歌詞の中に隠されていたことがわかりました。

普段私たちが何気なく歌っている童謡、こんなことが隠されていたとは驚きですよね。

右大臣と左大臣の違いは子どもさんがいる家庭では実際に一緒に見て違いを感じてもらえたらいいな~と思います☆

最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

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