ホント?美味しいだけじゃない!夏の行事食は邪気を払う効果あり!

夏になると食べたくなるもの。
そうめん、かき氷、とうもろこし、うなぎ、トマト、冬瓜、すいか、ところてん、思いつくままに挙げましたが、なんだか懐かしい気分がします。
食べものって、小さい頃の記憶と連動しているみたいです。とくに夏は、夏休みの風景が思い浮かんできて、何ともいえない不思議な心持ちになります。

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行事食は神さまとの厄除け食事会?

日本には四季に応じて様々な行事があり、そしてそれぞれの行事に関わる食があります。
これを行事食といいます。
行事とは本来、厄払いの行事で、ご馳走をつくって神さまにお供えするということで、行事食はそのお供え物。これを人が集い神さまとともに食事をすることをいうのだそうです。
行事食で代表的なものが、お正月のおせちや、近年全国区となった節分の恵方巻きといったところでしょうか。

そうめんを食べて霊鬼退散!

夏の伝統行事といえば、七夕祭り、盂蘭盆、土用の丑などがあります。

七夕の行事食はそうめんです。
そもそも七夕の由来は中国にあるそうですが、日本では古来からある祖霊を迎える「棚機女(たなばたつめ)」という祭りと結びつき、今日の七夕祭りになったといわれています。
なぜこの七夕の日にそうめんを食べるのかというと、古代中国で帝の子が熱病でなくなったそうで、それが7月7日のこと。その子どもが霊鬼となって国中に熱病を流行らせたらしいです。この時、その子どもが生前好んで食べた「索餅(さくべい)」を、人々が食べると熱病が沈静化したのです。
この「索餅」がそうめんの起源といわれ、七夕の日にそうめんを食べる習慣ができたとのこと。

私が幼いころ、幼稚園で毎年七夕祭りを行っていました。その際にきまって出されるのがスイカでした。
私のなかでは、このことが刷り込まれてしまっていて七夕の食べ物といえば、ずっとスイカでした。
いまでも、行事食はそうめんといわれても、ピンときません。
スイカがいいです。

お坊さんは本当に精進料理を食べているのか?

もうひとつの伝統行事が盂蘭盆、つまりお盆ですね。
さすがに仏教の行事ですから、お盆の行事食といいますと精進料理ということになっています。
ですけど、いまや通夜振る舞いに握り寿司が出る時代ですから、お盆に精進料理を食べている家庭は希ではないのでしょうか。
お坊さんはどうなんでしょう? ちょっと調べてみたい感じです。

お盆は寒天羊羹がないとはじまらない?

私の母の郷里が信州の松本で、実家がいわゆる本家であったため、かつてはお盆といえば親戚中が集まって盂蘭盆会(うらぼんえ)を催していました。
その時、宴席に出てくるのが「寒天羊羹」で、これが集まった子どもたちの好物です。
長野県の諏訪湖周辺の地域は「角寒天」の生産地で、程近い松本でも、この寒天を用いた料理がいろいろあります。
胡桃の寒天羊羹、牛乳寒天羊羹、なんだか知らないけど赤い色をしたもの、さらには醤油味の甘辛寒天羊羹…これはちょっと微妙です…
いま思えば、親戚中の女子衆が集まって、伝統的なんだか実験的なんだか、なんともいいようのない寒天羊羹をいつも開発していて、お盆の宴席が日頃の研究成果の発表会になっていたような気がします。
で、これが私にとってのお盆の行事食となってしましました。

夏の行事食も時代や文化で変化する!

行事食というものは、地域によって、またそれぞれの家庭の文化によって、かなり異なるものがあるのではないかと思います。
さらに昨今では、食流通のマーケティングとしてスーパーやコンビニが行事食の提案をして、その売り上げを伸ばす商法を展開していますので、これまでの考えられなかった食材を用いた行事食を開発、提案しています。
そもそも、土用の丑に鰻を食べるのも、平賀源内のマーケティング商法の成果ですからね。

美味しいものを食べて厄払い!

行事食も時代によって、また地域や家庭の文化によって変化するものだと思います。
でも、その根底にあるのは、厄払い!
美味しいものを食べることは、確かに邪気を払うのに、時代でも効果があるのではないでしょうか。
美味しいものは人を元気にする! これは確かです。

まとめ

  1. 日本には四季に応じて様々な行事があり、そしてそれぞれの行事に関わる食がある。
  2. 行事とは厄払いの行事で、行事食はご馳走をつくって神さまへのお供え物。
  3. 七夕の行事食は「索餅」が起源といわれるそうめん。
  4. お盆の行事食は精進料理、でも食べている家庭は希ではないか?
  5. 行事食は地域によって、それぞれの家庭の文化によって異なる。
  6. 土用の丑に鰻を食べるのも、平賀源内のマーケティング商法の成果!
  7. 行事食も時代によって、また地域や家庭の文化によって変化する。

いまの子どもたちが大きくなって思い出す夏の食べ物は、私たちとはまた違ったものになっていくのかも知れません。

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