夏至・冬至・春分・秋分、これっていったいなんなの?教えて!

夏至・冬至・春分・秋分、これっていったいなんなの?教えて!

長い間、ボタモチの名称は餅を餡子でくるんだボテボテした風貌からきていて、オハギというのは半殺しした餅に胡麻餡や黄粉をまぶしたもので、全く別物だと思っていました。

小さいころから大好きなおやつですが、呼び名については地域性やその文化環境からいろいろ差があるみたいです。

私はお彼岸に食べる黒胡麻のお萩が好物です。

夏至・冬至・春分・秋分は季節の節目!

夏至・冬至・春分・秋分というのは、太陰暦を用いていた時代に二十四節気(にじゅうしせっき)という季節を表すための考え方のなかで、それぞれの季節の節目を示す言葉です。

二十四節気を説明するのは難しいので省きますが、夏至・冬至・春分・秋分は、この二十四節気のなかの大きな節目の言葉で、いわゆる四季を表す言葉ととらえてもいいでしょう。

文字通り、夏と冬と春と秋です。

夏至というのは、一年のうちで昼間が一番長い日、冬至は昼間が一番短い日、春分は冬至と夏至の間にあって、昼と夜とが同じ長さ、でも実際は夜の方が多少長いようです。そして秋分が夏至と冬至の間にあって昼夜が同じ長さ、これも実際には昼の方が長いんですね。

つまり、一年を4等分した場合のその区切りということになります。

簡単なものです。ただこれ北半球限定なので、注意してください。

二十四節気では、この四つの区切りの間に、立春やら、立夏やら、大雪やらといろいろ配置されているんですが、今回はこの四つでいいでしょう。

節目に応じた風習があるってホント?

この節目に合わせて日本ではさまざまな風習があります。

まず夏至ですが、大体6月21日ごろにあたります。もっともポピュラーなのが冬瓜を食べるというものです。農作物の豊作を祈願し、新小麦粉でかき餅をつくり神さまに供える風習のある地域もあるようです。

冬至は12月の21日くらいですね。この日は南瓜を食べます。夏至に冬瓜で、冬至に南瓜、なかなか楽しい文字の並びです。

ゆず湯に入るのもこの日です。天保9年(1838年)の「東都歳時記」という古書に江戸の銭湯がこれをはじめたと書かれているそうです。

春分は3月の20日あたりなのですが、現在では春分の日として祝日になっています。昭和48年(1948年)に制定されました。「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨としているそうですが、わかったような、わからないようなコンセプトです。春ですから、自然の中で行きとし生けるものとしてこの春を楽しみましょう、ということでしょうか。

春分を中日として前後各3日間を合わせた七日間を春のお彼岸といいます。牡丹餅を仏様にお供えし、一緒にいただく風習があります。

秋分は9月23日あたりで、春分の日と同様祝日に制定されています。こちらの趣旨は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」とあります。

春分の日は“さあ春です、生を謳歌しましょう!”、秋分の日は“過ぎゆく死をみつめ、逝った死者に想いを馳せましょう”という感じでしょうか?

哲学的です。

こちらも前後3日の期間を合わせ7日間が秋のお彼岸です。

ネットで調べると、こちらでは「お萩」をお供えするとでてきますが、年中行事の風習などを研究している方のご指摘によると、お彼岸に牡丹餅を送る風習はあったがその呼称については何も確認できないとのことです。

牡丹餅についてはさまざまな呼称がありますが、季節に応じて使い分けるということには根拠がないとされています。

「春の牡丹餅」、「秋のお萩」というのは現代の創作ということなのかもしれません。

世界にもあるさまざまな風習!

ところで、夏至・冬至・春分・秋分という季節の節目は日本だけでなく地球規模での天文的現象ですから、世界各地にもさまざま風習があります。

例えばスウェーデンでは夏至の日に「メイポール」という柱の回りで踊りニシン料理とウオッカを飲むというお祭りがあるようです。北欧では夏至は性欲をかきたてる日とされているらしいのです。

そんな世界の風習を調べてみても面白いですね。太陽の恩恵の中で人々が日々暮らしていることが良くわかります。

まとめ

  1. 夏至・冬至・春分・秋分はそれぞれの季節の節目を表す言葉。
  2. 夏至というのは一年のうちで昼間が一番長い日、冬至は昼間が一番短い日。
  3. 春分と秋分は共に昼夜の長さが同じ日。
  4. 夏至は6月21日ごろにあたり、冬瓜を食べる日。
  5. 冬至は12月21日あたりで、南瓜を食べ、ゆず湯に入る日。
  6. 春分、秋分はともに祝日で、その前後を含む7日間が、それぞれお彼岸となる。
  7. お彼岸には牡丹餅を仏様に供える。
  8. 世界各地にもさまざまな風習がある。

今回は記事を読んだ方のご指摘による間違いを修正して記載させていただきました。

ネット情報の鵜呑みも危険だなあと、しみじみ感じ入りましたので皆様も十分ご注意ください。

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コメント

  1. milk 3 より:

    私は江戸時代の庶民文化を専門に研究しています。季節により呼称を使い分けたということですが、江戸時代にそのような文献は何一つありません。江戸時代の各種事典、歳時記、川柳など、片っ端から読破していますが、そのような使い分けは皆無なのです。誰かが最初に書いたことを、後を追う人たちが、原典・史料を読まずに安易に書き写しているだけです。まずは、「うたことば歳時記 牡丹餅とお萩(流布説の誤り)改訂版」を検索して御覧下さい。きっと納得して頂けるものと思います。お説に水を挿して本当にすみません。しかし事実誤認だけは直さないといけませんので。

    • parusefile より:

      milk 3 様
      ご指摘ありがとうございます。
      色々試行錯誤しましたが、あまり触れない文章に書き替えました。
      以後気を付けます。